このたび、元ALA中央研究所研究員の阿部一彦先生が、「乳酸菌生産物質」に関する研究論文で、医学生物学電子顕微鏡技術学会より平成30年度の学会賞(応用部門)を受賞しました。去る5月18日、衆議院会館国際会議室にて授賞式が執り行われました。

マウスに界面活性剤(台所用洗剤)を飲ませると、小腸表面の微絨毛は損傷します。ところが、乳酸菌生産物質を1週間与えたマウスは、小腸微絨毛が損傷する事なく保たれている事が分かりました。

小腸微絨毛は、食生活の乱れや加齢によってもダメージを受けます。日頃の「乳酸菌生産物質」で小腸微絨毛が保護できれば、感染症やアレルギーなどの発症も抑えられる可能性があるのです。

医学生物学電子顕微鏡技術学会誌(vol.30、No.1、2017)/『洗剤によるマウス小腸微絨毛障害に対する乳酸菌混合発酵産物の保護効果(英文)』阿部一彦ほか