ABOUT RESEARCH
EB-CAM研究会について
EB-CAM研究会とは
2001年にアメリカ・サンフランシスコで第1回「国際相補・代替・統合医療学会」が開かれて以来、相補・代替医療を近代西洋医学に統合しようとする考え方が世界中に広まり始めました。
株)エイ・エル・エイはいち早くこの動向に着目し、2006年より医師の故・関口守衛先生の呼びかけから「EB-CAM研究会」を発足。「乳酸菌生産物質」のEB-CAM(Evidence Baced Complementary Alternative Medicine=科学的根拠に基づく代替医療)としての位置付けを確立すべく、顧問ドクターら有識者とともに、研究発表や学会発表を行なっています。
関口 守衛(せきぐち・もりえ)1933年 – 2016年
1933 年生まれ。医学博士、健康実践研究所所長。群馬大学医学部卒業後、米国空軍立川病院インターンを経て、同大学院修了。循環器専門医としてドイツ・ハノーバー大学へ留学後、東京女子医大内科教授、信州大学医学部内科教授などを歴任。退官後、東京・赤坂にクリニックを開業。著書は『科学的エビデンスが乳酸菌生産物質の謎を解く』(健康実践研究所刊/三省堂書店)ほか。
乳酸菌生産物質に関する関口守衛先生の研究
学会発表
2008年
第12回日本統合医療学会(IMJ)
慢性疲労症候群に対して乳酸菌の混合培養により得られた発酵産物(生源®)の単独服用が症状の寛解に有効であった2症例の考察
生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、6ヶ月以上の期間に持続ないし再発を繰り返す、と定義される本症(CFSと略)該当例を過去20年間に6例ほど経験した。この中で最近遭遇した2症例について演者が8年間の臨床経験を有するサプリメントである「生源」の単独投与を試みたところCFS症状の寛解が得られた。そこで特効薬がないとされる本症の本態と治療についての示唆が得られたので報告し、御意見をいただきたい。
学会発表
2007年
第11回日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)
過敏性腸症候群(IBS)に対する乳酸菌混合培養により得られた発酵産物(生源®)の臨床応用経験のまとめ
大学病院循環器内科から一般内科医に転向した著者が、生源を日常診療に取り入れてから5年になる。生源は乳酸菌、酵母などの有効菌を共棲培養して作られたBiofermenticsマルカコミR(BF)であり、腸内環境を整える健康食品と理解されたので、慢性下痢症に悩んでいた著者自身が服用開始したところ良好な便通を維持できるようになった。それをもとに、IBSに該当する患者に3種類の生源を使い分ける試験的運用をはかった。その結果を前年JACTに報告してきたが、IBS専門医の治療方針が奏功せず、困惑している人たちに統合医療的見地からみて有用性があることを確認できたので、そのノウ・ハウを示したい。
学会発表
2006年
第10回日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)
乳酸菌の発酵産物-Biofermenthics®の15年にわたる臨床経験~体験談-医師コメント126症例の分析~
各種の有効乳酸菌、酵母を豆乳に接種し共棲培養して得られた発酵産物(Biofermentics,BF)は、体質改善健康法のために、過去15年、一般市民に向けた健康食品として会員制販売使用(約3万人)の実績があるので、その臨床応用のプロフィルをみる。
学会発表
2005年
第9回日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)
バイオファーメンティクス®を応用した過敏性腸症候群(IBS)管理の臨床試験
日常一般臨床において下痢、便秘の両者ないし片方が存在するIBSと思われる症例が多く存在する。通常は便の物理的性状を改善しても快便が得られず、QOL(quality of life)に障害があるので、開発10年以上の経験があるバイオファーメンティクス(BF:ALA製)を用いたところ臨床的に有用であることを認識したのでJACT第2報として報告する。
学会発表
2005年
第8回日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)
過敏性腸症候群における慢性下痢ないし便秘症状に対してバイオファーメンティクス®が有効であった7例
過敏性腸症候群(IBS)では下痢、便秘の両者ないし片方が出現し日常生活に支障をきたすので、通常の医師処方を継続しても症状改善が得られない症例についてバイオファーメンティクス(BF)の効果を判定する臨床試験を行った。