【目的】
豆乳の乳酸菌発酵産物のアトピー性皮膚炎に対する有用性を検証する
【症例】【現病歴】
47才女性看護師。幼小時期から発現。アトピー性皮膚炎の診断基準3項目を満たす。顔面紅班が目立ち体幹部にも生じ慢性反復性。ステロイド軟膏と抗アレルギー剤数膏と経口投与などによる通常治療を継続していたが、新旧の皮疹が混在、6か月以上存在していた。
【治療・経過】
そこで20年前に開発、基礎的、臨床的研究実績がある「生源R」(豆乳の乳酸菌発酵産物を含むサプリメント。飲用にて各種の難治疾患に奏功改善を示している)を患者自身が看護師であるため検索した結果、学術的内容の正当性を発表者の著書で知り、それを試用したい要請があった。その後3カ月使用により改善、緩解していく経過を示した。上記の「生源」については3種類を併用した。
【考察】【結語】
アトピー性皮膚炎はいわゆる難治性疾患であり、それに対して乳酸菌生産物質を連用したことにより病状の質的、量的改善が得られた事を写真によって経過観察し得た貴重な臨床例である。