【方法】

健常人抹消血からFicoll-Hypaque比重遠心法により得られたPBMCからMACS(Magnetic cell sorting)を用いてCD4陽性細胞を分画した。これらの細胞に試料を添加し48時間培養後、1)細胞毒性:MTT Assay,2)Th1/Th2バランスに及ぼす影響:IFN-γ/IL-4産生細胞比を指標にしたELISPOT Assayにより測定を行った。

【結果と考察】

T細胞は、INF-γ,IL-2等を産生し細胞性免疫に関わるTh1細胞と、IL-4,IL-6等の抗体産生を誘導するTh2細胞に大別される。Th1/Th2バランスは生体内の恒常性維持に重要であり、固体におけるTh1/Th2バランスの破綻はアレルギーや膠原病、臓器特異的自己免疫疾患などの各種免疫病の発症やその病態に関与すると考えられている。マメ由来成分isoflavonoidによりTh1/Th2バランスの調節が示唆された。