株式会社エイ・エル・エイ

エイ・エル・エイ乳酸菌研究所

エイ・エル・エイ乳酸菌研究所

ALA Research Institute for Fermentative Microbes

JPEN

PRESENTATION

2003

  • 2003年

    日本免疫学会代33年会

    豆乳の乳酸菌発酵代謝産によるヒトⅠL-10産生誘導

    乳酸菌発酵産物は古来より食品として重用され、プロバイオティクスとして抗炎症効果やアレルギー予防効果、大腸炎の抑制作用など多様な生理活性を有することが知られており、免疫系を介してヒトの恒常性の維持に大いに寄与している。我々は、乳酸菌による豆乳発酵産物が示すさまざまな生物活性を指標として、活性成分の検索を行っている。今回は、豆乳の乳酸菌発酵代謝産物のヒト末梢血単核細胞に対するサイトカイン産生誘導能について検討した。

  • 2003年

    日本薬学会第123年会

    豆乳の乳酸菌発酵代謝産物におけるアレルギー抑制効果

    国民病ともいえるアレルギー疾患に対する効果的な予防薬(食)あるいは根治療薬の開発及び慢性化や難治性のメカニズムの早期解明が望まれる。我々は、アトピー性皮膚炎や花粉症など身近なアレルギー疾患の治療薬(予防食)の開発を目的として、豆乳の乳酸菌発酵代謝産物に注目し、培養物の抗アレルギー作用を検討した。以前本学会で報告した1)、肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制結果(in vitro)をもとに、今回、PCA(passive cutaneous anaphylaxis)テスト(in vivo)を行った。

  • 2003年

    日本薬学会第123年会

    肝細胞に対する各種イソフラボン類および豆乳の乳酸菌発酵代謝産物の影響

    豆乳の乳酸菌発酵代謝産物にはイソフラボン類が高濃度に含まれ、そのイソフラボン類には抗腫瘍作用、抗酸化作用、抗炎症作用などの生物活性が報告されている。以前本学会において我々は、免疫機能の調節に関わるTh1/Th2バランスに、イソフラボン類が影響を及ぼすことを報告した1)。そこで我々は、イソフラボン類、および豆乳の乳酸菌発酵代謝産物について、Th1型の肝障害モデルを用いた肝細胞障害におよぼす影響を検討した。また、細胞内(Reactive Oxygen Species:ROS)生成阻害によって生じた細胞障害抑制作用も検討した。

  • 2003年

    日本薬学会第123年会

    豆乳の乳酸菌発酵代謝産物によるAR阻害作用及びAGE生成抑制作用

    糖尿病の三大合併症として知られる網膜症、腎症、神経症などは共通した成因として、1)アルドース還元酵素(AR)を介するポリオール経路の代謝亢進2)タンパク質の非酵素的糖化(AGE;advanced glycation end products)3)血管平滑筋や内皮細胞におけるβ2型プロテインキナーゼCの活性化4)酸化ストレスの亢進などが挙げられる。これまでに、合併症予防薬としてAR阻害剤が開発されており、AGE生成抑制剤の開発も試みられている。我々は、糖尿病合併症の予防と病状進展の遅延を目的とし、豆乳の乳酸菌発酵代謝産物について、AR阻害活性試験、AGE生成抑制活性試験及び抗酸化活性試験を行った結果、発酵代謝産物または、その分画物に活性が認められた。