株式会社エイ・エル・エイ

エイ・エル・エイ乳酸菌研究所

エイ・エル・エイ乳酸菌研究所

ALA Research Institute for Fermentative Microbes

JPEN

PRESENTATION

2001

  • 2001年

    日本薬学会第121年会

    ヒト末梢血単核細胞に対するマメ科由来isoflavoneの影響

    近年、マメ由来発酵食品には様々な生理活性が報告されている。中でもマメ科植物成分として高濃度に含まれているisoflavonoidについては生理活性が多く報告され、マメ摂取により骨粗鬆症予防効果や抗腫瘍作用、抗酸化作用、抗炎症作用を主体とする免疫機能の調節に携わっている可能性が示唆されている。そこで我々は、天然に存在する主用なisoflavonoidとして、genistein,daidzein,メトキシ誘導体4’-methoxygenistein(biochaninA)、及びisoflavonoidの配糖体であるgenistein,daidzeinについて、in vitroにおける免疫機能に及ぼす影響を、ヒト抹消血単核細胞(PBMC)を用い検討した。

  • 2001年

    日本薬学会第121年会

    ダイズ発酵成分によるラット腹腔内細胞を用いたヒスタミン遊離抑制効果

    近年、発酵食品の生理機能が注目され、豆由来の発酵は大腸癌抑制作用、血圧降下作用、抗コレステロール作用などさまざまな生理機能が研究されている。今回我々は、ダイズ由来成分の菌代謝産物に注目し、ダイズ抽出液(豆乳)に乳酸菌を接種し、その培養上清の即時型アレルギーに対する作用の検討を行った。

  • 2001年

    日本薬学会第121年会

    マメ科植物由来isoflavoneの血圧に対する作用の検討

    マメ由来発酵自然食品の生物活性に興味をもち、このような食品に高濃度含まれているisoflavonoidは、estrogen作用、抗腫瘍作用、抗酸化作用、心血管保護作用、酵素阻害作用などの生理活性が多く報告されている。マメ摂取により、ホルモン依存性腫瘍の危険性を増加させる事なく心血管疾患を減少させる可能性があり、病理学的関連に血圧が深く関与すると考えられている。そこで我々はマメ由来もisoflavonoidについて、in vitroでは、アンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害作用を、一方in vivoでは、実験的高血圧自然発症ラット(SHR)の単回投与における血圧降下作用の検討を行った。

  • 2001年

    第20回日本歯科薬物療法学会

    乳酸菌生産物質のう蝕および歯周病関連細菌に対する抗菌性

    従来の歯周病治療における除菌には消毒剤、抗生物質等が用いられてきたが、これらは口腔内の常在細菌叢への影響や耐性菌の出現が懸念されるため、う蝕、歯周病関連細菌にのみ特異的に作用する抗菌物質が望まれている。一方、乳酸菌は近年、宿主の腸内菌叢のバランスを改善することによって有益な作用をもたらすことを目的とした生菌成分をプロバイオティクス、またその有用菌の増殖を促進する物質をプレバイオティクスと呼び、整腸作用のみならず血清脂質低下、免疫賦活、抗腫瘍効果など種々の優れた機能を有することが明らかになりつつある。我々は、これらの範疇に含まれる乳酸菌生産物質(SG)の有用性に着目し、本物質のう蝕および歯周病関連細菌に対する抗菌性をin vitroで検討した。