【方法】

1)豆乳発酵産物を減圧下濃縮し、乳酸菌代謝産物を得た。この乳酸菌代謝産物をDiaion HP-20カラムクロマトグラフィーに付し、H2O、MeOHにて順次溶出させ、2分画した。

2)5%デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発炎症性腸炎モデル動物を用いて生存率に対する影響を検討した。

3)健常人ボランティアからの末梢血単核細胞(hPBMC)被検試料存在下24hConA刺激し、それぞれの培養上清中のIL-10,TGF-β産生量をELISA法により測定した。

【結果および考察】

豆乳の乳酸菌発酵産物のMeOH分画にIL-10,TGF-β産生誘導能が用量依存的に認められた。また、このMeOH分画はin vivoでのDSS誘発炎症性腸炎モデル動物の生存率を上昇させた。これらの結果から、豆乳の乳酸菌発酵産物はIL-10やTGF-βを産生する抑制性T細胞を誘導し、炎症性腸炎や自己免疫病などの疾患を改善する可能性がある。