【症例】

65歳女性(初診時)。舌がヒリヒリと痛く上下総義歯が合わないとの主訴で1999年10月に内科医の紹介で来院。義歯の調整ならびに新製の過程中、生源を4.5g/日摂取したところ、3週間で舌痛症が改善した。それ以降3g/日で約8年間継続して服用してきたが、舌の痛みや器質的障害は起きていなかった。2007年4月から生源服用が中断され、1年11ヶ月経った2008年12月に舌痛症が再発したため、2009年3月に再び本院に受診した。

【結果】

当初10年前と同じ4.5g/日を4週間続けたが、症状が改善しないため倍量に増やしたところその後症状が改善しはじめ8週後には完治した。同時にストレス度測定、口腔内水分測定とも正常値を示した。

【結論】

生源は舌の表面に顕在化した内在性の身体症状を改善させることが示唆された。