【方法】

4週齢BALB/cマウス(雄)を通常飼料飼育(以下、通常)群と1%生源R含有通常飼料飼育(以下、1%生源R)群の2群に分け6ヶ月齢まで飼育した。十二指腸を採取し透過電顕にて毛細血管を撮影し窓幅を定量的に評価した。

【結果】

通常6ヶ月齢(A)は57.47±8.93nm(n=4)であった。1%生源R6ヶ月齢(B)は71.86±10.38nm(n=4)であった。また、通常4週齢(C)は73.11±11.10nm(n=4)であった。BとCの窓幅との間に有意差は認められなかった。しかし、Aの窓幅は、B及びCの窓幅との間に有意差が認められた。

【結論】

生源Rは加齢によるマウス十二指腸の毛細血管の窓幅の狭窄を抑制することが明らかになった。