【目的】
サプリメント「生源」に用いる乳酸菌ラクトバチルスプランタラム(BF-LP284)を親子2世代に亘りマウスに摂取させ、アレルギー誘発後のサイトカインバランスに与える影響を調べた。
【方法】
親マウス交配1週前からBF-LP284の摂取を開始し、子マウスも摂取。子マウス7週齢時に親子共に非摂取(C-C)、親摂取、子非摂取(LP-C)、親非摂取、子摂取(C-LP)、親子共に摂取(LP-LP)の4群に分けた。OVA感作にてアレルギーを惹起し、血清OVA特異的IgEならびに脾臓細胞培養上清サイトカイン量を測定した。
【結果】
OVA特異的IgEはLP-LP群でC-C群比59%(P<0.05)抑制。細胞培養上清中IFNγはC-C群比C-LP群(P<0.05)、LP-LP群(P<0.01)で有意に増加した。IL-6はC-C群比LP-LP群で有意(P<0.05)に減少した。IL-4に差はなかった。
【考察】
BF-LP284を2世代に亘り摂取することでIgE抗体産生抑制およびTh1型サイトカイン産生が増強された。