腸壁の微絨毛は、飲酒によっても容易に障害を受けます。そこで、乳酸菌生産物質の継続摂取が、アルコール(エタノール)に対して微絨毛保護効果があるかどうかを検討しました。
乳酸菌生産物質を飲ませて飼育したマウスと普通のマウスに、アルコールを飲ませて、小腸微絨毛の状態を電子顕微鏡で比較観察しました。すると、乳酸菌生産物質を飲ませていたマウスはきれいな状態に保たれているのに対し、普通マウスは激しく損傷を受けていました。乳酸菌生産物質を日頃から摂取する事で、腸壁のバリア機能が保たれる可能性が示唆されました。