株式会社エイ・エル・エイ

エイ・エル・エイ乳酸菌研究所

エイ・エル・エイ乳酸菌研究所

ALA Research Institute for Fermentative Microbes

JPEN

PRESENTATION

学会発表

  • 2003年

    日本薬学会第123年会

    豆乳の乳酸菌発酵代謝産物によるAR阻害作用及びAGE生成抑制作用

    糖尿病の三大合併症として知られる網膜症、腎症、神経症などは共通した成因として、1)アルドース還元酵素(AR)を介するポリオール経路の代謝亢進2)タンパク質の非酵素的糖化(AGE;advanced glycation end products)3)血管平滑筋や内皮細胞におけるβ2型プロテインキナーゼCの活性化4)酸化ストレスの亢進などが挙げられる。これまでに、合併症予防薬としてAR阻害剤が開発されており、AGE生成抑制剤の開発も試みられている。我々は、糖尿病合併症の予防と病状進展の遅延を目的とし、豆乳の乳酸菌発酵代謝産物について、AR阻害活性試験、AGE生成抑制活性試験及び抗酸化活性試験を行った結果、発酵代謝産物または、その分画物に活性が認められた。

  • 2001年

    日本薬学会第121年会

    ヒト末梢血単核細胞に対するマメ科由来isoflavoneの影響

    近年、マメ由来発酵食品には様々な生理活性が報告されている。中でもマメ科植物成分として高濃度に含まれているisoflavonoidについては生理活性が多く報告され、マメ摂取により骨粗鬆症予防効果や抗腫瘍作用、抗酸化作用、抗炎症作用を主体とする免疫機能の調節に携わっている可能性が示唆されている。そこで我々は、天然に存在する主用なisoflavonoidとして、genistein,daidzein,メトキシ誘導体4’-methoxygenistein(biochaninA)、及びisoflavonoidの配糖体であるgenistein,daidzeinについて、in vitroにおける免疫機能に及ぼす影響を、ヒト抹消血単核細胞(PBMC)を用い検討した。

  • 2001年

    日本薬学会第121年会

    ダイズ発酵成分によるラット腹腔内細胞を用いたヒスタミン遊離抑制効果

    近年、発酵食品の生理機能が注目され、豆由来の発酵は大腸癌抑制作用、血圧降下作用、抗コレステロール作用などさまざまな生理機能が研究されている。今回我々は、ダイズ由来成分の菌代謝産物に注目し、ダイズ抽出液(豆乳)に乳酸菌を接種し、その培養上清の即時型アレルギーに対する作用の検討を行った。

  • 2001年

    日本薬学会第121年会

    マメ科植物由来isoflavoneの血圧に対する作用の検討

    マメ由来発酵自然食品の生物活性に興味をもち、このような食品に高濃度含まれているisoflavonoidは、estrogen作用、抗腫瘍作用、抗酸化作用、心血管保護作用、酵素阻害作用などの生理活性が多く報告されている。マメ摂取により、ホルモン依存性腫瘍の危険性を増加させる事なく心血管疾患を減少させる可能性があり、病理学的関連に血圧が深く関与すると考えられている。そこで我々はマメ由来もisoflavonoidについて、in vitroでは、アンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害作用を、一方in vivoでは、実験的高血圧自然発症ラット(SHR)の単回投与における血圧降下作用の検討を行った。

  • 2001年

    第20回日本歯科薬物療法学会

    乳酸菌生産物質のう蝕および歯周病関連細菌に対する抗菌性

    従来の歯周病治療における除菌には消毒剤、抗生物質等が用いられてきたが、これらは口腔内の常在細菌叢への影響や耐性菌の出現が懸念されるため、う蝕、歯周病関連細菌にのみ特異的に作用する抗菌物質が望まれている。一方、乳酸菌は近年、宿主の腸内菌叢のバランスを改善することによって有益な作用をもたらすことを目的とした生菌成分をプロバイオティクス、またその有用菌の増殖を促進する物質をプレバイオティクスと呼び、整腸作用のみならず血清脂質低下、免疫賦活、抗腫瘍効果など種々の優れた機能を有することが明らかになりつつある。我々は、これらの範疇に含まれる乳酸菌生産物質(SG)の有用性に着目し、本物質のう蝕および歯周病関連細菌に対する抗菌性をin vitroで検討した。

  • 1999年

    日本農芸化学会1999年度大会

    乳酸菌混合培養により得られた代謝産物の高血圧自然発症ラットに対する血圧降下作用

    血圧降下作用に関して、乳酸菌や乳酸菌の乳発酵物多くの報告があるが、植物性蛋白質を培養基とした乳酸菌発酵物に関する報告は少ない。そこで我々は大豆抽出液を培養基として多種の乳酸桿菌、乳酸球菌および酵母を混合培養して得た乳酸菌代謝物質(SG)の有用性に着目し、SGの高血圧自然発症ラット(SHR)に対する血圧降下作用を検討した。

  • 1998年

    日本癌学会第57回総会

    乳酸菌生産物質のDMH誘発大腸発癌の抑制効果

    乳酸菌や乳酸菌発酵物の癌抑制への関与については多数の報告がある。我々は、植物性タンパク質の培養基として、16種類の乳酸桿菌、乳酸球菌および酵母を共棲培養して得られた乳酸菌生産物質(SG)の有用性に着目し、本物質のDMH誘発マウス大腸発癌抑制効果について以下の実験を行った。

  • 1998年

    第9回日本消化器癌発生学会

    乳酸菌混合培養により得られた代謝産物のDMH誘発マウス大腸発癌の抑制効果

    乳酸菌や乳酸菌発酵物の癌抑制作用への関与については多数の報告がある。我々は、植物性タンパク質を培養基として、多種の乳酸桿菌、乳酸球菌および酵母を混合培養して得られた乳酸菌代謝物質(SG)の有用性に着目し、本物質のDMH誘発マウス大腸発癌抑制効果について検討した。

  • 1998年

    第52回日本栄養・食糧学会大会

    乳酸菌生産物質のラット肝および腎機能障害改善作用

    乳酸菌は多くの発酵乳類やチーズ等の食品に用いられ、近年では生菌製剤等に利用されている。代謝産物を含む乳酸菌菌体はプロバイオティクスとよばれ、整腸作用のみならず血清脂質低下、免疫賦活、抗腫瘍効果など種々の機能を有することが明らかになりつつある。我々は、植物性タンパク質を培養基として、16種類の乳酸桿菌、乳酸球菌、酵母を共棲培養して得られた乳酸菌生産物質(SG)の有用性に着目し、本物質の肝および腎機能障害改善作用について検討した。

  • 1998年

    第71回日本細菌学会総会

    各種有機酸の腸管出血性大腸菌O157:H7殺菌性の比較

    腸管出血性大腸菌O157-H7(以下O157と呼ぶ)の感染予防に関連しては胃内、腸内の食事性ないし腸内発酵由来有機酸の影響について検討してきた。腸内有機酸ではpH5.5―6.0の低pHにおいて酢酸、プロピオン酸、酪産が乳酸あるいは塩酸酸性よりもO157の発育を強く抑制することを明らかにした(第70日本細菌学会総会)。また、各種の市販飲料におけるO157の増殖性を比較検討し、炭酸飲料、発酵乳などの酸性飲料が殺菌性を示すことおよびお茶類、牛乳は増殖を促進すること(特に牛乳は顕著)を示した(第74回食品衛生学会)。今回は各種の有機酸(腸内有機酸、食品添加物の酸味料)の殺菌性を比較検討した。

  • 1997年

    日本食品衛生学会第74回学術講演会

    各種飲料における病原性大腸菌O157の増殖性に関する調査

    私どもは病原性大腸菌O157:H7(以下O157と呼ぶ)の感染成立の条件の一つとして胃腸内環境が重要であるという考えに立って検討してきた。大腸内条件については腸内発酵産物である有機酸(酢酸、プロピオン酸、酪産、乳酸)、pH、嫌気度の影響について検討し、その成績はすでに第70回日本細菌学会総会において報告した。今回は胃内条件に関係する因子として各種の飲料、特に市販飲料に注目し、飲料中におけるO157の増殖性を検討したので報告する。

  • 1997年

    第1回日本腸内細菌学会

    病原性大腸菌O157の増殖と毒素産生に及ぼす腸内有機酸、pH、嫌気度の影響

    病原性大腸菌O157:H7(以下O157と呼ぶ)の感染成立を左右するものの一つとして腸管内の発酵の強弱との関係が考えられる。そこで、腸管内の有機酸およびpHがO157の発育および毒素産生におよぼす影響を、好気性および嫌気性にて比較検討した。